空前のキャンプブーム。
キャンプに興味はあっても、車を所持していないことが障壁になってしまい、キャンプに行くのを断念してしまっている方もいるのではないでしょうか?
この記事では、
キャンプに行きたいけど車を持っていない…
キャンプの大荷物を電車で運べる自信がない…
という方向けに、電車で手軽にキャンプに行く方法をお伝えしたいと思います。
車がなくてもキャンプにいけるの?【電車で行けます】
車がなくても電車でキャンプに行けます!
キャンプは荷物が多いし、荷物が多いから車がないと行くのが難しい、と思われがちです。
荷物も多いし、車が合った方が良いのは間違い無いのですが、アイテムを工夫することで荷物の軽量化はできますし、軽量化できれば電車でキャンプに行くことができます。
私も車を持っていないので、頻繁に電車を使ってキャンプに行っています。
もちろん、自分が車を持っていなくても、一緒に行く友人に車で迎えに来てもらうとか、レンタカーを借りるとという方法もありますが、今回の記事では電車でキャンプに行くことにフォーカスしようと思います。
それではここから、荷物の運び方、電車キャンプのメリデメをご紹介していきます。
キャンプの荷物はどうやって電車で運ぶの?

結論から述べますと、「トランクカーゴ(無印の頑丈収納ボックスも同じ)」と「キャリーカート」を使い、電車で荷物を運んでいます。
これなら多少荷物が多くても最小限の労力で、楽に荷物を運ぶことができます。
バックパック1つでキャンプに行くソロキャンパーさんや、バイクで旅をしながら寝泊まりするキャンパーさんは、できるだけいらない物を削ぎ落とし、荷物の軽量化を図っているので、そもそもを言うと、正直リュック一つでも十分キャンプはできます。
当然のことながらバックパックに収まる程度であれば電車移動は楽チンです。
ただ、軽量化されたキャンプギアはある程度種類が限られています。
自分がかなり気に入ったギアを見つけても、そのギアは軽量化されていないということがよくあります。
結果、「軽くてコンパクトなギア」と「重いけど自分の好みのギア」のどちらを選択するかという話になります。
「重いけど自分の好みのギア」を選んだ場合、結果的にバックパック1つでは荷物が収まりきらなくということはよくあります。
キャンプはギアに拘ることが醍醐味!みたいな一面もあるので、拘れば拘る程欲しいアイテムは増え、荷物の量も多くなっていきます。
そのため、ギアには拘って、バックパックには入りきらない量の荷物を電車で運びたい!というという方には、「トランクカーゴ」と「キャリーカート」のセット使いをオススメします。
キャンプ向け!ポリプロピレン多目的収納ボックス【電車キャンプにオススメ】

ボックスは、トラスコ社の「トランクカーゴ」や無印の「頑丈収納ボックス」など、ポリプロピレンの収納ボックスを準備しましょう。
基本的には色が異なるだけで、材質やサイズは同じなので、ブランドはどちらでも構いません。
無印のポリプロピレン頑丈収納ボックスだと、サイズ展開は3種類あります。
・小:30L(外寸幅40.5cm)
・大:50L(外寸幅60.5cm)
・特大:70L(外寸幅70cm)
大サイズで50Lなので大容量です。
また、人が座れるくらいに頑丈なので、アウトドアシーンでは大活躍します。

ここで少しだけ「トランクカーゴ」と「頑丈収納ボックス」のボックスを比較してみます。
【商品比較】 | トランクカーゴ | ポリプロピレン頑丈収納ボックス![]() |
---|---|---|
販売元 | トラスコ中山株式会社 | 無印良品 |
色 | カーキ、グレー、OD色、ブラック | ホワイト |
素材 | ポリプロピレン | ポリプロピレン |
価格 | 50Lサイズで2500円 | 50Lサイズで1790円 |
入手方法 | トラスコ取扱店、Amazon、楽天市場 | 全国の無印良品店 (※置いてない店舗もあるようです) Amazon、楽天市場 |
スペックは同じで色が違うだけなのに、何故か無印の方が安いんですよね…
私は、無印の50Lボックスを2つ購入してキャンプギアを保管しています。
無印の頑丈収納ボックスについては、下記の記事に詳細をまとめているので、合わせてご覧ください。

電車キャンプを目的に購入される方は、サイズは50Lが良いです。
【電車キャンプ向け】収納ボックスと相性抜群のおすすめキャリーカート
続いて、キャリーカートのご紹介です。
電車キャンプにおすすめのキャリーカートがこちら!
Amazonで¥4,299(2021/03/23時点)で購入できる超コンパクトキャリーカートです。
2サイズ展開ですが、Lサイズがおすすめです。Lサイズがおすすめな理由は後述します。
このキャリーカートの良いところは、
というところです。
それでは詳細に説明していきます!

商品スペック
名称:クロストート4WD Lサイズ
折畳時サイズ:30cm×48cm×10cm
使用時サイズ:30cm×42cm×100cm
荷台サイズ:30cm×31cm
本体重量:2.1kg
耐荷重量:55kg




商品レビュー
キャリーカートの使用感
このキャリーカートであれば、トランクカーゴや無印ポリプロピレン頑丈収納ボックスを2段積んで運べます。
筆者も電車キャンプに行く時はこんな感じで運んでます。

Lサイズのキャリーカートであれば、荷台の奥行きが31cmであるのに対し、収納ボックスの底面奥行は30cm強なので、ほぼジャストサイズになります。

固定するためのゴム紐も付属しているので、ある程度気をつけながら運べば多少の傾きであれば倒れることもありません。
50Lの収納ボックスが2つあれば、かなりの量の荷物を運べるので、車はないけど拘りのキャンプギアを持ち運びたい!という方はかなり重宝すると思います。

この荷台とくっついている黒色の細いゴム紐2本とは別に、オレンジ色の太めの固定用ゴム紐も1本付属しているので、荷物が重くても安心して使用できます。

電車内への手荷物持ち込み規定JR東日本基準だと、電車に持ち込めるサイズは、縦横高さの合計が250cm以内とのことです。
大サイズだと外寸幅60.5cm、縦に2段積んでも75cmくらいなので、車内持ち込み制限にはかかることはありません。
ただ、広めの改札を通ることだけ気をつけなければいけないですね。
なお、サイズと言う意味だと、電車に持ち込める規定内には収まっていますが、刃物や暖炉・コンロなど、持ち込みに気を付けなければいけないアイテムはいくつかあります。
自分が運ぼうとしているものが該当しないかは、ホームページなどで要チェックするようにしましょう。
電車キャンプのメリットとデメリット
電車でもキャンプにいける
電車キャンプの荷物運びには「頑丈収納ボックス」と「キャリーカート」のセットがおすすめ
という2点がわかったところで、
改めて電車キャンプのメリットとデメリットを整理してみましたので、電車キャンプを検討中の方は是非ご参考ください
電車キャンプのメリット
車の維持費をかけずにキャンプができる
車の維持費・諸経費などへの投資なしにキャンプを楽しむことができます。
やりすぎには注意ですが、その分の投資を自分のこだわりキャンプグッズに充てるということもできます。
時間を気にせずにお酒を楽しめる
帰りに運転しないと行けないから今日はお酒が飲めない…
なんてことも無くなります!
大自然の中で飲むお酒を最大限に楽しみたい方にも電車キャンプはおすすめです。
渋滞に巻き込まれることが減る
渋滞は車移動のつきものだと思いますが、電車移動だとそれがないのが良い点です。
例えば、週末に都心部から下りでキャンプに行くと、どうしても渋滞に巻き込まれることが多いと思います。
そのストレスや時間ロスが減るのは電車キャンプの良い点だと思います。

電車キャンプのデメリット
自力だと駅近のキャンプ場にしか行けない
キャンプ場の最寄り駅まではいけますが、そこからキャンプ場まではタクシーを使うか、一緒にキャンプに行く人がいれば迎えに来てもらうしかないです。
車と比較すると荷物の量が制限される
車移動と比較してしまうと、持ち運べる荷物の量は制限されてしまいます。
どうしても電車では運べないようなギアを使用したい方にはあまり電車キャンプは向いていないかもしれません。
荷物をできるだけ軽量化・コンパクト化し、それらのギアを使っていかに楽しめるか考えるのが好きな方にはおすすめします。

まとめ【電車キャンプのすゝめ】
それでは、今回の記事のまとめです!
・電車でもキャンプにいける
・電車キャンプの荷物運びには「頑丈収納ボックス」と「キャリーカート」のセットがおすすめ
・トランクカーゴと無印の頑丈収納ボックスは、色違いスペック同じで、無印の方が安い
・キャリーカートには収納ボックスを二段積みできるし、サイズとしては電車持ち込み規定違反にはならない
・車の維持費がかからない、時間を気にせずお酒が飲める、渋滞に巻き込まれない点が電車キャンプのメリット
・駅近のキャンプ場しか行きづらい、荷物の量が車と比較すると制限される点が電車キャンプのデメリット
いかがでしたでしょうか?
キャンプに行きたいけど車を所持していないから、荷物が多そうだから…
と断念してしまっている方の参考に少しでもなっていれば嬉しいです!
空前のキャンプブームを楽しむためにも、収納ボックスとキャリーカートで電車キャンパーデビューしてみてはいかがでしょうか!

それでは!
コメント
コメント一覧 (2件)
電車とホームの間の隙間がありますが乗り降りする際は持ち上げてますか?
転がして乗り降りできますか?
>サイタマ様
コメントありがとうございます。
隙間幅は駅によって異なり、隙間幅に関係なく持ち上げて乗り降りするのが安全である前提はありますが、基本的に電車の方がホームより高くなっているので、隙間幅が狭い場合は「電車→ホーム」は、少し勢いをつけて転がして降りることはできます。
「ホーム→電車」は隙間幅に関係なく、転がして乗るのは不可能なので持ち上げて乗っています。