前回に引き続きになりますが、引越し周りの情報を雑記していきたいと思います。
都内に越してきて2年半ぶりの引越しなので、今回は引越しが決まってからの段取りを少しずつ思い出しながら引っ越しに向けての準備をしてきました。
これから引越しをされる方向けに、今回僕がやったことを共有しようと思います。
※ちなみにあまり関係はないですが、今回は同棲のための引っ越しなので、一人暮らしの1K2部屋から、2LDKの物件への引越しでした
①複数の引越し業者に見積もりを依頼する
引越しを予定されている方であれば、少しでも費用を安く抑えたいと考えているのではないでしょうか。
既知のことかもしれませんが、複数の引っ越し業者に見積もってもらうことで、
他社の金額を武器に値引き交渉ができます。
まず、業者の選び方ですが、大手か中小かで最初の分岐があります。
今回業者の方から話を聞いていく中でわかったことをまとめるので、ご参考まで。
・保証が揃っている
・梱包・建物の養生が丁寧(大事な家財を丁寧に扱ってもらえる)
→結果的に品質を手厚くする分、人件費・材料費がかかるので費用は割高になる
・シンプルに引越しを安く見積もってもらえる
→大手に勝てる安さに振り切っている分、人権費・材料費を抑えるため品質が低くなる(万が一に対応できない場合がある)
筆者は心配性なところがありまして、万が一に備えて大手の業者に依頼することにしました。
※決して中小だから家財が傷つきやすいということはないと思いますが…!
大手と一括りにしていますが、「引越業者と言えば…」で名が挙がってくる
- アート引越しセンター
- 引越しのサカイ
- アーク引越しセンター
- アリさんマークの引越社
の4社をピックアップし、見積もりを依頼しました。
基本的にはどの業者もwebの入力フォームから見積もり依頼を出せば、電話がかかってきます。
電話の内容は、訪問見積もり(実際に営業担当が部屋に赴いて家財を見た上で手配をする見積もり)の日程調整が目的です。
今回はサカイだけ忙しかったのか、電話のみの見積もりでした。
電話見積もりで、一点気をつけた方が良いのは、引越し当日の価格変動があることです。
訪問見積もりであれば、営業担当が家財をチェックした上でどのトラックなら入るのか?を判断するため、客側の責任はありません。
一方で、電話のみで見積もった場合、口頭で伝え忘れている家財などがある恐れがあるため、引越し当日にその分が上乗せされる可能性があります。
複数の業者に見積もってもらったところ、サカイの電話見積もりの額がかなり安いという状況になりました。
怪しいと思い、次は電話ではなく訪問で見積もってもらったところ、元の金額よりかなり上振れたので、精緻な見積もり額を出して判断したい場合は、絶対に訪問見積もりを依頼してください。
今回の事例で言うと、家財の伝え忘れ以外にも要因があり、元々電話見積もりで提示されていた金額より4万程上振れました…危なかったw
どの業者がどの見積額なのかは伏せますが、下記画像の通りの見積額となりました。
段ボールは基本的にはどこも20個までなら新品を用意してくれるようです。
引越しのケース(家財の量、引越し元の家から引越し先の家までの距離、世帯人数など)にもよりますが、価格の高い業者(最高値¥198,000[廃棄無])と安い業者(最安値¥86,000[廃棄無]/¥110,000[廃棄込])では、廃棄無の金額を比較すると、10万円以上の差がありました。
もちろん高額を提示してきた業者が先に来て、その額を元に値引き交渉をしているので、業者側が最初に提示してくれた金額よりも安くなっている業者はありますが、この差分はかなり大きいと思います。
これだけ見ても1社のみに見積もりを依頼するのではなく、複数社に依頼した方が良いことがわかると思います。
また、後述しますが、不用品の廃棄も一緒にお願いできるか否かもかなり大きな決めての要因になります。
不用品が多い!という場合には、この観点も踏まえて価格交渉をしてみると良いかもしれません。
あと、書き忘れていましたが、見積もりを依頼する前に、新居に持っていく家具と持っていかない家具に分けておきましょう!
②転居先の集合住宅の搬入に関して制限がないか確認する
こちらは要チェックです!
僕が転居する予定だったマンションが、搬入規定で大きいサイズのトラックが搬入口に入れない(高さ制限で入れない)という問題がありました。
今回は見積もりに来てくれた業者の方が、以前同じマンションに引っ越したお客さんの対応をした際に、そのことが発覚したとのことで、教えていただけたので、助かりました。
大手業社であれば、事前にマンションの情報も業者側でサーチして制限がないかを確認してくれるところもあるようですが、事前に自分でチェックしておくに越したことはありません。
仲介業者を通して確認する、もしくは管理会社がわかっている場合は管理会社に自分で確認するといった手順を踏む必要があります。
これがわかっているか否かで、見積もり時の金額や引越し当日のスケジュールに大きく影響するので要注意です。
例えば、大きいトラック一台で搬入する前提で見積もったのに、高さ制限があって、小さいトラック2台に分けて搬入するしかない場合、その分の人件費とトラックが稼働している分の料金がプラスでかかってきます。
③公共料金の手配、転出届・転居届の手配を進める
公共料金について
引っ越しにあたり、今支払っている公共料金を支払い続けてしまわないように、解約もしくは、
電気・水道・ガスなどの各業者の対象区域であれば、住所変更をする必要があります。
主には、
- 水道
- 電気
- ガス
- インターネット
を対応しなければなりません。
ガスなどは立ち合いが必要な場合があるので、日程調整なども含めて、早め早めに対応を進めた方が良いです。
これらの解約申請もwebサイトやアプリなどからできるようになっています。
また、公共料金は発生しませんが、郵便物の転送も申請しておいた方が吉です。
「e転居」というwebシステムで申請できるので、こちらも引っ越し前に転送するよう設定をしておきましょう。
転出届・転居届について
住民票の住所を変更するために必要な処理です。
こちらは市役所・区役所・区民事務所などで転出申請ができます。
区や市が変わらない場合は、転出届けではなく、転居届と言ったりするようです。
転居先への入居にあたり、住民票が必要なことがあるので、それらの書類を受け取りに窓口を訪れた際に、合わせて届け出を出しておくと、
二度手間になりません。
また、この申請は転居後も郵送で申請できるので、もし忘れてしまった!という人も対応方法を調べてみてください。
④不用品を廃棄する方法を検討する
引越しだと、どうしても大きな家財を廃棄しなければならなくなることがあります。
この家財レベルの大きいサイズの不用品を廃棄する方法は4つあります。
引っ越し業者に引取を依頼する
先述の通り、引き取りを承っている業者とそうでない業者があります。
洗濯機や冷蔵庫などリサイクルできるものはどの業者も引き取ってくれるそうなのですが、
それ以外のベッドやマットレス、チェストなどの家財は承っていない業者が多いようです。
承っているかどうかは訪問見積もりの際に、
- 廃棄は受け付けているのか?
- どの家財を廃棄しよう思っているのか?
- 廃棄する場合、いくらかかるのか
も合わせて聞いてみると良いでしょう。
どうせ搬出するのであれば、同じタイミングで全て部屋から出してしまった方が、個人的には楽だと思っています。
ただ、この引越し業者に依頼する場合、後述する自分で処理するよりは割高になってしまうので、自分で捨てる余裕がある方は自分で処分するのが良いと思います。
リサイクルショップに売る、譲渡する
自分の家の近くのリサイクルショップを探してみましょう。
案外気づいていないだけでリサイクルショップは多くあります。
売ることができるか、引き取ってもらえるかは店次第なので、運び出す前に一度電話で確認してみることをお勧めします。
受け付けてもらえるものとそうでないものが判断できるので、受け付けてもらえるものだけショップに持っていきましょう。
ジャンク品でなければ、買い取ってもらえるので、お金を支払って処分するより、小さな臨時収入になります。
ジャンク品であっても、ショップによっては無料で引き取ってくれるケースもあるので、そのあたりもショップに確認してみましょう。
自治体のルールに則りゴミとして出す
1辺が30cmを超える場合、粗大ゴミとして扱われる場合が多いようです。(超えなければ基本的には不燃物・可燃物扱いにできます)
粗大ゴミの出し方は自治体によって様々ですが、基本的には、
- 粗大ゴミの処分にいくらかかるのか自治体の料金を確認する(粗大ゴミの種類によって料金は様々なので、正確に確認しましょう)
- 粗大ゴミ収集日の予約をする(webサイトから予約できる場合が多いです)
- コンビニなどで販売している、自治体指定の粗大ゴミシールを必要料金分購入する
- 予約した収集日までに、粗大ゴミシールを対象の家財に貼って、ゴミ置き場に置いておく
という流れになります。
ただ、2の予約に関して、収集が定員もしくは定量制になっているようで、日程が埋まってしまっていて、1月先しか予約が取れないということも発生します。
なので、早めに処分するものは判断し、粗大ゴミ収集予約をしておくことをお勧めします。
ちなみに、料金を支払って処分する方法の中では、この方法が一番安く済みます。
廃棄業者に依頼する
世の中には廃棄業者なるものが存在ます。
引越し業者同様に処分する家財の見積もりを行った上で、その金額を支払えば収集してくれると言うシステムです。
ただ、この方法はあまり推奨しません。
僕も今回の引越しで、引越し業者に廃棄料金を見積もってもらった時に少し高いなと思い、この廃棄業者にも見積もり依頼をしたのですが、
思いの外高い金額を提示され、且つ値引き交渉も取り合ってもらえなかったので、金額は一番高くつくはずです。
今回でいうと、廃棄OKの引越し業者の廃棄提示額が¥24,000だったのに対し、廃棄業者の提示額は¥31,000でした。割高…!
業者によるかもしれないので、一概には言えませんが、個人的にはあまりおすすめできないかなと思います。
まとめ
これ以外にも、搬入のためのマンションの防災センターとのやりとりなどが発生する場合がありますが、基本的には上記のやるべきことをこなせば転居はスムーズに進みます。
まとめると以下です。
②転居先の集合住宅の搬入に関して制限がないか確認する(見積もり料金が変動する可能性があるので要注意!)
③公共料金の手配、転出届・転居届の手配を進める(公共料金は全部web上で申請できる!)
④不用品を廃棄する方法を検討する(リサイクルショップで売る、自分でゴミとして出すのいずれかがオススメ!)
少しでも引越しをこれから進める方の参考になりますと幸いです。それでは!
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