エンジニアがおすすめする最強のPCキーボード
と名高い「ハッピー・ハッキング・キーボード(通称:HHKB)」。
値段が張るものの、歴史が古く、打鍵感の良さや合理的なキー配列により多くの方に愛用されています。
私も一年半程前に購入し、すこぶる調子が良いので、メリット・デメリットなどを交えながら実機レビューをしていきます!

HHKBについて
HHKBとは?
「HHKB」は、「Happy Hacking KeyBoard(ハッピー・ハッキング・キーボード)」の略称で、株式会社PFUより発売されているコンピュータ用キーボードです。
1996年末に初代のHHKBが発売されており、26年程の歴史があります。
ファンクションキーやテンキーなど、一般的なPCキーボードに搭載されているキーを取り除き、本当に必要なキーのみで構成されています。
HHKBのルーツは「プログラマーが理想とするキー配列のキーボード」。
そのため、ホームポジションから手を移動させることなくスピーディなタイピングができる合理的なキー配列になっています。
また、近年のラップトップのキーボードでは感じられない打鍵感や、キーストロークの長さなど、キーボード愛好家やプログラマーが好む仕様にも定評があります。
HHKBのモデルラインナップ
大きく下記3つに分けられます。
モデル | 特徴 |
---|---|
HYBRID type-S | Bluetooth接続とUSB接続(Type-Cコネクター)に対応。 Speed(高速タイピング性)とSilent(静粛性)に優れる「Type-S」のキー構造。 フラッグシップモデル。 |
HYBRID | Bluetooth接続とUSB接続(Type-Cコネクター)に対応。 ハイ・スタンダードモデル。 |
Classic | USB接続(Type-Cコネクター)に対応。 レジェンダリーモデル。 |
さらに上記のモデルそれぞれに対して、
- キー配列(日本語配列、英字配列)
- キーの刻印(有、無)
- カラー(墨、白、雪)
などのバリエーションが展開されています。
HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|外観・デザイン
私が使用しているモデルは、「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」の刻印有りのモデル。



パッケージ
HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨の発売元、PFU株式会社の段ボールで届きました。




パッケージは高級感のあるデザイン。


本体
HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨は、マットな質感のブラックカラーです。


刻印が本体のカラーに馴染んで高級感があります。


光やカメラの具合により、少しネイビーがかって見える場合があります。
↑の写真はコンデジで撮影したもの、↓の写真はiPhone12Proで撮影したものです。


HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|仕様・特徴
スペック
メーカー | PFU |
商品名 | HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨 |
接続方式 | 有線:USB type-C 無線:Bluetooth |
電源 | 有線:USBコネクタからの給電 無線:単3乾電池×2本 ※動作時間は約3ヶ月 |
キー仕様 | 静電容量無接点方式 キーストローク3.8mm、押下圧45g シリンドリカル・ステップ・スカルプチャ キーピッチ19.05mm |
マルチデバイス接続 | 最大4台 |
カスタマイズ機能 | DIPスイッチ キーマップ変更機能 ※専用ソフトウェアのダウンロードが必要 |
サイズ (幅×奥行き×高さ) | 約W294mm×D120mm×H40mm |
重さ | 約540g |
配列/カラー/刻印 | 日本語/墨/刻印あり |




心地よいタイピングを追求したディテール
「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」は、心地よいタイピングを実現するための機能を3つ取り上げます。
- 深いストロークを感じられる静かな打鍵感
- シリンドリカル・ステップ・スカルプチャー・キーボード
- 三段階のチルト切り替えによる傾き調整機能
1. 深いストロークを感じられる静かな打鍵感
「静電容量無接点方式(底付きしなくてもスイッチングできる方式)」を採用することで深いストロークを実現しています。
また、type-S構造により、静音且つスピーディなタイピングができ、心地よい打鍵感を感じられます。


2. シリンドリカル・ステップ・スカルプチャ・キーボード
HHKBは下記3つを全て備えており、打ち間違いを防止しつつ、ホームポジションから全てのキーへのアクセシビリティを高めています。
- シリンドリカル:キートップがU字状に凹んでいる
- ステップ:奥の段から手前の段にかけて、段々畑のように下がっている
- スカルプチャ:キーボードを横から眺めるとU字型に歪曲している






3. 三段階のチルト切り替えによる傾き調整機能
チルト切り替えにより、キーボードの傾きを自分好みに調整することができます。












スピーディなタイピングを実現する配列
ホームポジションから手を移動させことなく、さまざまなショートカットキーを操作することができます。
FnキーやControlキーにも指がアクセスしやすいので、これらのキーと合わせたショートカットを使用することで、操作の幅が広がります。


これらのキーは、キーボード後部のDIPスイッチにより、キーコードを変更することもできます。


また、キーマップ変更ツール(ソフトウェアアプリ)をダウンロードすることで、直感的に自分好みの配列に調整することができます。


持ち運べるコンパクトサイズ
「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」は、高い機能性を搭載したキーボードですが、サイズはA4ハーフ程度でコンパクトです。
重量は、約540gでワイヤレスキーボードとしては一般的な重さです。
キーボードルーフやスマートケースなど持ち運び用のアクセサリも別売りされており、会社やカフェなど出先で使用したいニーズにも応えた商品となっています。







HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|口コミ・評判
良い口コミ・評判
Amazon BFにて、悩んだ挙げ句に「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」を購入。同士は多いハズ笑
— 琥太郎 (@kotaro_tw) December 1, 2021
実は数年前に「HHKB Professional JP Type-S白(日本語配列)」を某社から頂戴し自宅で使ってるから「あれはいいものだ」なのは知っていた。
所有欲が満たされる変態キーボード!#HHKB pic.twitter.com/0Q33BMsw7w
アイロン台の上でMacBook Air+HHKBの尊師スタイル。#HHKB #尊師スタイル pic.twitter.com/iF7HqvxYqj
— baboocon (@baboocon) March 8, 2023
良い口コミとしては、打ち心地の良さ、所有欲が満たされる満足度の高さ、憧れの尊師スタイル(ラップトップのキーボードの上にHHKBを載せるスタイル)等が散見されました。
悪い口コミ・評判
●困った点
Amazonより引用
・荷物が増えた。軽いとは言えかさばる。カフェにまで持って行く気にはならない。
・他のキーボードが打ちにくくなった。出先などで通常配列のキーボードを使う機会が多い場合おすすめ出来ない。
・価格の割には見た目が安そう。知らない人に昔のキーボードか?と言われた。
■ネガティブ
Amazonより引用
私はまあまあ手が小さいですが(ピアノの1オクターブが届くくらいの大きさ)、それでもキーボードが小さくて、慣れるのに少し時間がかかりそう。
使用開始してまだ一日なので、もう少し試したらこの小ささがちょうどよくなるのかも?
元々使用してたのがMicrosoftの人工工学デザインのキーボードだからだとは思います。
悪い口コミとしては、サイズや重量、デザイン性に関する不満や、他のキーボードが打ちづらくなった旨のフィードバックが見られました。
何事も感覚は個人差があるので、HHKBが万人にとって良いキーボードだ!とは一概には言えないようです。
HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|レビュー・使用感


それでは、私が1年半程使用した中で感じたことを主観ベースで紹介していきます。
ひたすらタイピングしたくなる脅威の打鍵感!
やはり最初に感じたのは、打鍵感の心地よさ。
1つのキーを押す度に深いストロークで「スコッ」と沈む感覚がクセになります。
ブログを書いていても、HHKBを使うために文章をたくさん書きたくなってしまうくらいの心地よさです。



コンパクトなキー配列なので、全てのキーにホームポジションからアクセスできる点も◎です。
複数の端末を接続した場合の端末切り替えが簡単
「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」は、最大4台まで端末を接続できます。
Bluetooth接続の最初のペアリングの際に、1〜4のいずれかの数字を端末に割り当てます。


ペアリングで正しく数字をセットできれば、あとはHHKB起動後に、
Fn + Control + 数字キー(1〜4のいずれか)
を押下するだけで、その端末に接続できます。
私の場合、「1」はプライベートPC、「2」は社用PC、「3」はiPadproを設定し、瞬時に切り替えられるようにしています。
携帯したくなる程の機能満足度の高さ
「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」はA4ハーフサイズ程度の大きさ、重量は約540g。
持ち運びは不便じゃないのかな?と最初は疑心暗鬼でしたが、想像以上に携帯性が高いです。
正しくは、携帯性が高いというよりは、この満足度の高い機能が備わっているキーボードをこの程度の重量・サイズ感で持ち運べるなら、コスパ(持ち歩きの負荷に対するパフォーマンス)が良いと感じています。
自宅でのワークだけでなく、出社時やカフェやコワーキングスペースでの作業時にも常に持ち歩くようになりました。


HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|持ち運び用アクセサリ
「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」を安全に持ち運ぶためのアクセサリを紹介します。




HHKB用キーボードルーフ


HHKBのキーを覆ってガードするためのキーボードルーフです。
これを被せることで、カバンの中で不覚にもキーが勝手に押下されてしまうなんて心配はなくなります。






写真のルーフはスモークカラーなのですが、2023/05/07時点でAmazonや楽天で、スモークは欠品しているようです。
クリヤーカラーのみ販売されています。
HHKB用スマートケース


HHKBを衝撃から守るスマートケースです。
クッション性のある素材が使用されていて、多少伸縮します。


キーボードルーフを被せた状態のままケースに収納できます。






この2つがあれば、HHKBを安全にどこにでも持ち運べるので、購入する際はセットでの購入をおすすめします。




HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|よくある疑問
iPadなどのタブレット端末ややMacbookProでも使える?
使用可能です。Bluetooth 接続またはUSB type-Cコネクタによる有線接続で使うことができます。
墨カラーだと、キーの刻印が見えづらくない?
墨カラーだと、本体の色と刻印の色味が似ているので、キーボードに当たる光の加減によっては、一般的な刻印がはっきり見えるキーボードと比較すると、見えづらいと感じたことはありました。


ただ、使っていくうちに徐々にHHKBのキー配列にもキーボードに当たる光の反射にも慣れるので、見えづらさが気になることは無くなりました。
HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー|メリット・デメリット
タイピングの心地よさに定評がある「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」ですが、改めてメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット
・深いキーストロークで打鍵感が心地よい
・キー配列をカスタマイズできる
・デザイン性が高い
・コンパクトなので持ち運びしやすい
・専用アクセサリで安全に持ち運べる
デメリット
・価格が高い
・墨だと本体と刻印の色味が似ているため慣れが必要
・テンキーやファンクションキーがないため慣れが必要



まとめ|HHKB Professional HYBRID Type-S のレビュー
今回の記事はHHKB、中でも「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」にフォーカスした内容でした。
1年半使用した感想としては、間違いなく最高峰のキーボードだと感じています。



HHKBはこんな人におすすめ
キーボードの新調を検討されている方、HHKBの購入を検討されている方の参考になっていれば幸いです。
それでは良いデスクワークライフを!
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